そして父になる

『そして父になる』

基本情報:

  • タイトル:そして父になる(Like Father, Like Son)
  • 公開年:2013年
  • 受賞歴:第66回カンヌ国際映画祭 審査員賞、第37回日本アカデミー賞 優秀作品賞など
  • 評価:10/10

あらすじ:
①6年前に病院で取り違えられた息子の存在を知った2組の家族。血のつながりと育ての親としての絆の間で揺れ動く、深い愛の物語。

②仕事一筋のエリートサラリーマン・良多は、6歳になる息子・慶多と妻・緑との生活を送っていた。ある日、病院から衝撃の連絡が入る。慶多は出生時に取り違えられた子どもで、本当の息子は斎木家で育てられていたのだ。血のつながりを重視する良多と、情緒的な絆を大切にする斎木家。2組の家族は、子どもたちの交換を決意するが、その過程で良多は父親として、人間としての本質的な価値観に向き合うことになる。

③福山雅治と真木よう子の繊細な演技が光る。是枝裕和監督特有の静謐な演出で、家族の在り方を深く問いかける。

制作スタッフ:

  • 監督:是枝裕和
  • 脚本:是枝裕和
  • 音楽:鈴木慶一
  • 映像:山崎裕

キャスト:

  • 主演:福山雅治(良多)、尾野真千子(斎木妻)
  • 助演:真木よう子(緑)、リリー・フランキー(斎木)
  • その他:二宮慶多、柳楽優弥

ジャンル:
家族ドラマ、人間ドラマ、社会派

批評:
①血縁と育ての絆、そして父親としての成長を描く普遍的なテーマ
②繊細な心理描写と、日常の中の真実を捉えた演出が秀逸
③特筆すべき欠点なし
④日本映画の最高峰として世界的に評価された作品。特に、家族の本質を問う深い洞察が印象的