アバウトタイム

『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』

基本情報:

  • タイトル:アバウト・タイム ~愛おしい時間について~(About Time)
  • 公開年:2013年
  • 受賞歴:英国インディペンデント映画賞ノミネート
  • 評価:9/10

あらすじ:
①21歳の誕生日に、家系の男性は時間を遡れる能力を持つことを父から告げられた主人公ティムが、その力を使いながら、愛と人生の本当の価値を学んでいく物語。

②弁護士を目指すティムは、父から時間を遡る能力があることを知らされる。彼はその能力を使って理想の恋人を見つけようとするが、何度やり直しても上手くいかない。そんな中、出会ったメアリーとの恋に落ち、結婚し家族を持つ。しかし、時を戻る能力には重大な制限があることを知り、人生の真の幸せとは何かを考えるようになる。家族との時間、日常の些細な幸せの大切さに気づいていく。

③ビル・ナイとドーナル・グリーソンの父子関係が心温まる。時間を遡れる設定でありながら、むしろ「今」を大切に生きることの素晴らしさを描く。

制作スタッフ:

  • 監督:リチャード・カーティス
  • 脚本:リチャード・カーティス
  • 音楽:ニック・レイン
  • 映像:ジョン・ギェスビー

キャスト:

  • 主演:ドーナル・グリーソン(ティム)、レイチェル・マクアダムス(メアリー)
  • 助演:ビル・ナイ(父)
  • その他:リディア・ウィルソン、トム・ホランダー

ジャンル:
ロマンティックコメディ、ファンタジー、家族ドラマ

批評:
①人生の一瞬一瞬を大切にすることの素晴らしさと、家族愛の尊さ
②SFの設定を巧みに使いながら、人生の本質的な価値を描き出す
③後半、やや説教くさくなる部分も
④時間を巡るファンタジーでありながら、日常の幸せを見つめ直す静かな感動作。特に父子の関係性の描写が秀逸