グッド・ウィル・ハンティング

『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』

基本情報:

  • タイトル:グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(Good Will Hunting)
  • 公開年:1997年
  • 受賞歴:第70回アカデミー賞 脚本賞、助演男優賞(ロビン・ウィリアムズ)含む2部門受賞
  • 評価:10/10

あらすじ:
①MITの清掃員として働く天才青年ウィルが、心の傷を抱えながらも、心理療法士との出会いを通じて自分の人生と向き合っていく感動作。

②ボストンの労働者街で育ち、MITで清掃員として働くウィル・ハンティングは、天才的な数学の才能を持っていた。ある日、難問を解いたことから数学教授に才能を見出されるが、暴力事件を起こし、保護観察処分となる。条件として心理療法を受けることになったウィルは、セラピストのショーンとの深い対話を重ねながら、幼少期のトラウマや人間関係の恐れと向き合っていく。同時に、幼なじみチャッキーや、恋人スカイとの関係を通じて、自分の人生の可能性を見つめ直していく。

③マット・デイモンとロビン・ウィリアムズの演技の応酬が秀逸。知性と感情の葛藤を、繊細かつ力強く描き出す。

制作スタッフ:

  • 監督:ガス・ヴァン・サント
  • 脚本:マット・デイモン、ベン・アフレック
  • 音楽:ダニー・エルフマン
  • 映像:ジャン=イヴ・エスコフィエ

キャスト:

  • 主演:マット・デイモン(ウィル)
  • 助演:ロビン・ウィリアムズ(ショーン)、ベン・アフレック(チャッキー)
  • その他:ミニー・ドライヴァー、ステラン・スカルスガルド

ジャンル:
ドラマ、心理、青春、人間ドラマ

批評:
①才能と人生の意味、そして心の傷を癒すことの大切さ
②セラピーシーンの緊張感と深い洞察が見事で、人間関係の機微を繊細に描く
③特筆すべき欠点なし
④90年代を代表する傑作。知的であり、かつ深い人間性を描いた珠玉のヒューマンドラマ