『グリーンブック』
基本情報:
- タイトル:グリーンブック(Green Book)
- 公開年:2018年
- 受賞歴:第91回アカデミー賞 作品賞、助演男優賞、脚本賞受賞
- 評価:9/10
あらすじ:
①1962年、イタリア系の用心棒トニーが、黒人天才ピアニストのドン・シャーリーの運転手として、人種差別が色濃い南部を巡演。互いの偏見を乗り越え、深い友情を育んでいく実話。
②ニューヨークのナイトクラブの用心棒トニー・リップは、一時的な失業中に黒人ピアニストのドン・シャーリーの運転手の仕事を引き受ける。教養高く気品のあるドン・シャーリーと、粗野だが正直なトニーは、最初こそ互いに偏見の目を向けるが、南部巡演の道中で様々な経験を共有。人種差別の現実に直面しながら、二人は徐々に信頼関係を築いていく。「グリーンブック」(黒人旅行者のためのガイドブック)を頼りに、彼らは困難な旅を続ける。
③ヴィゴ・モーテンセンとマハーシャラ・アリの演技の化学反応が絶妙。重いテーマを、ユーモアを交えながら温かく描き出す。
制作スタッフ:
- 監督:ピーター・ファレリー
- 脚本:ニック・ヴァレロンガ、ブライアン・カリー、ピーター・ファレリー
- 音楽:クリス・ボウワーズ
- 映像:ショーン・ポーター
キャスト:
- 主演:ヴィゴ・モーテンセン(トニー)、マハーシャラ・アリ(ドン・シャーリー)
- 助演:リンダ・カーデリーニ(ドロレス)
- その他:ディミター・マリノフ、マイク・ハットン
ジャンル:
ドラマ、バディムービー、実話、ロードムービー
批評:
①偏見を乗り越えた真の友情と相互理解の大切さ
②二人の主演俳優の演技が素晴らしく、重いテーマを軽やかに描ききっている
③人種問題の扱いが表面的だという批判もある
④実話を基にした心温まる人間ドラマとして高い評価を受けた作品。特に、二人の俳優の絶妙な掛け合いが見どころ