『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』
基本情報：
- タイトル：シェフ 三ツ星フードトラック始めました（Chef）
- 公開年：2014年
- 受賞歴：トリベッカ映画祭観客賞
- 評価：9/10
あらすじ：
①高級レストランのシェフが、レストラン評論家とのSNSでの騒動をきっかけに職を失う。原点に立ち返り、フードトラックで新たな人生を見つけ出していく姿を描いたハートウォーミングな物語。
②一流レストランのシェフ、カールは創造性を制限されることに不満を抱えていた。レストラン評論家との諍いがSNSで拡散され、職を失ってしまう。失意の中、元妻の勧めでフードトラックを始めることに。疎遠だった息子とともにキューバサンドイッチの移動販売の旅に出る。本来の料理への情熱を取り戻していく中で、家族との絆も深めていく。SNSを活用したビジネスの成功と、人生の価値を再発見していく様子を描く。
③ジョン・ファヴローが監督・脚本・主演を務め、料理シーンの臨場感とソーシャルメディアの描写が秀逸。実際の料理人から指導を受けて撮影された本格的な料理描写も見どころ。
制作スタッフ：
- 監督：ジョン・ファヴロー
- 脚本：ジョン・ファヴロー
- 音楽：ゲイリー・クラーク・Jr
- 映像：クリストファー・マンケイウィッツ
キャスト：
- 主演：ジョン・ファヴロー（カール）
- 助演：ソフィア・ヴェルガラ（イネス）、ジョン・レグイザモ（マーティン）
- その他：スカーレット・ヨハンソン、ダスティン・ホフマン、ロバート・ダウニー・Jr
ジャンル：
料理映画、コメディ、ロードムービー、家族ドラマ
批評：
①情熱を取り戻すことの大切さと、家族との絆の再生
②本格的な料理描写と、現代のSNS文化を巧みに織り交ぜた脚本
③後半やや展開が緩やかになる
④料理映画でありながら、現代社会におけるSNSの影響力や家族の価値を描いた秀作。特に料理シーンの映像は食欲をそそる完成度