ビリギャル

  • タイトル:ビリギャル(Biri Gyaru)
  • 公開年:2015年
  • 受賞歴:第39回日本アカデミー賞 優秀作品賞など
  • 評価:9/10

あらすじ:
①学年ビリの女子高生が、一流予備校講師との出会いをきっかけに慶應大学を目指し奇跡の大逆転を果たすまでの実話に基づく感動ストーリー。

②偏差値38、クラス最下位の女子高生・さやかは、母親の勧めで一流予備校講師・坪田との個人指導が始まる。当初は反発するさやかだが、坪田の熱意と独特の指導法に次第に心を開いていく。「慶應大学に合格する」という突拍子もない目標に向かって、さやかは必死に勉強を始める。挫折と失敗を繰り返しながらも、坪田や友人たち、家族の支えを受けて、さやかは少しずつ成長していく。

③実在の人物をモデルにした説得力のある展開と、有村架純の等身大の演技が光る。教育の本質や人間の可能性を鋭く描きながら、爽やかな青春ドラマとしても楽しめる作品に仕上がっている。

制作スタッフ:

  • 監督:土井裕泰
  • 脚本:相沢友子
  • 音楽:富貴晴美
  • 映像:柴野和之

キャスト:

  • 主演:有村架純(工藤さやか)
  • 助演:伊藤淳史(坪田義孝)
  • その他:野村周平、黒木メイサ、夏帆

ジャンル:
青春ドラマ、実話、感動、教育

批評:
①「諦めなければ必ず道は開ける」という強いメッセージ性と、教育における信頼関係の重要性
②有村架純の演技力が素晴らしく、さやかの成長過程が説得力を持って描かれている
③後半やや展開が単調になる部分がある
④日本の教育映画の傑作の一つ。実話ベースながらドラマとしての完成度も高く、観る者に勇気と希望を与える力を持っている