最強のふたり

  • タイトル:最強のふたり(The Intouchables / Intouchables)
  • 公開年:2011年
  • 受賞歴:第37回セザール賞 主演男優賞(オマール・シー)など
  • 評価:10/10

あらすじ:
①事故で全身麻痺となった大富豪と、スラム街出身の介護人という正反対の二人が、互いの価値観を通じて人生の喜びを見出していく実話に基づく感動作。

②パラグライダー事故で首から下が麻痺したフィリップは、介護人を募集する。そこに現れたのは、スラム街出身で前科のあるドリスだった。型破りな性格のドリスは、フィリップの生活に新しい風を吹き込んでいく。クラシック音楽とソウルミュージック、高級アートとストリートカルチャーなど、対照的な二人は互いの世界を知ることで、深い絆を育んでいく。社会的な立場も経験も全く異なる二人が、真の友情を育んでいく姿を描く。

③フランソワ・クリュゼとオマール・シーの絶妙な演技バランスが秀逸。重いテーマでありながら、コメディタッチで描くことで普遍的な人間ドラマに昇華している。

制作スタッフ:

  • 監督:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ
  • 脚本:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ
  • 音楽:ルドヴィコ・エイナウディ
  • 映像:マチュー・ヴァドゥピエ

キャスト:

  • 主演:フランソワ・クリュゼ(フィリップ)、オマール・シー(ドリス)
  • 助演:アンヌ・ル・ニー(イヴォンヌ)
  • その他:オドレイ・フルーロ、クロティルド・モレ

ジャンル:
ドラマ、コメディ、実話、バディムービー

批評:
①偏見や障壁を超えた真の友情と、人生における笑いの大切さ
②重いテーマを軽やかなタッチで描き、笑いと感動を両立させた脚本力
③特筆すべき欠点なし
④フランス映画史上最大のヒット作の一つとなった理由が分かる傑作。人種や階級、障害の有無を超えた人間讃歌として、普遍的な魅力を持つ