『美女と野獣』(2017年実写版)
基本情報:
- タイトル:美女と野獣(Beauty and the Beast)
- 公開年:2017年
- 受賞歴:第90回アカデミー賞 衣装デザイン賞・美術賞ノミネート
- 評価:8/10
あらすじ:
①魔女の呪いによって野獣に変えられた王子と、小さな村で暮らす知的で美しいベルが、互いの内面の美しさに惹かれていく、永遠の愛の物語。
②呪いによって野獣となった王子は、城に閉じこもって暮らしていた。ある日、ベルの父モーリスが城に迷い込み、野獣に捕らわれる。娘身代わりとなったベルは、次第に野獣の優しさに気付いていく。一方、ベルへの執着を募らせるガストンは、村人たちを扇動して城を襲撃しようと企てる。呪いを解くには誰かが野獣を心から愛さなければならないが、時間は刻々と迫っていた。
③エマ・ワトソン演じるベルの凛とした佇まいと、CGで表現される野獣の繊細な感情表現が秀逸。華麗な映像と音楽で彩られた作品世界は見事な没入感を生む。
制作スタッフ:
- 監督:ビル・コンドン
- 脚本:スティーヴン・チョボスキー、エヴァン・スピリオトポロス
- 音楽:アラン・メンケン
- 映像:トビアス・シュリーセル
キャスト:
- 主演:エマ・ワトソン(ベル)、ダン・スティーヴンス(野獣)
- 助演:ルーク・エヴァンス(ガストン)
- その他:ケヴィン・クライン、エマ・トンプソン、イアン・マッケラン
ジャンル:
ファンタジー、ロマンス、ミュージカル
批評:
①外見ではなく内面の美しさを重視することの大切さと、真の愛の力
②原作アニメーションの魅力を損なうことなく、実写ならではの新たな解釈を加えている
③一部のCGシーンで現実感が損なわれる場面がある
④ディズニー実写化作品の中でも特に成功した例。伝統的な童話を現代的な価値観で再解釈しながら、普遍的なメッセージを伝えることに成功している