『(500)日のサマー』
基本情報:
- タイトル:(500)日のサマー((500) Days of Summer)
- 公開年:2009年
- 受賞歴:第67回ゴールデングローブ賞 主演男優賞・主演女優賞ノミネート
- 評価:9/10
あらすじ:
①グリーティングカードのライターであるトムが、新入社員のサマーに恋をし、出会いから別れまでの500日間を時系列を行き来しながら描く、型破りなラブストーリー。
②運命の恋を信じるロマンチストのトムと、恋愛に懐疑的なサマー。オフィスでの出会いから始まる二人の関係は、友情と恋愛の境界線を行き来する。サマーは最初から「真剣な関係は望まない」と宣言するが、トムは彼女こそが運命の人だと信じ込む。500日間の様々な出来事を、時系列を自由に行き来しながら描くことで、恋愛の喜びと苦しみ、そして成長の過程を映し出す。
③従来のロマンティックコメディの型を打ち破る斬新な構成と演出。ジョセフ・ゴードン=レヴィットとズーイー・デシャネルの化学反応が絶妙。
制作スタッフ:
- 監督:マーク・ウェブ
- 脚本:スコット・ニューステーター、マイケル・H・ウェバー
- 音楽:ミンク・デヴィル
- 映像:エリック・スティールバーグ
キャスト:
- 主演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット(トム)、ズーイー・デシャネル(サマー)
- 助演:ジェフリー・アレンド(ポール)
- その他:クロエ・モレッツ、マシュー・グレイ・ガブラー
ジャンル:
ロマンティックコメディ、ドラマ、アンチロマンス
批評:
①恋愛における期待と現実の差、そして失恋を通じた成長を描く
②非線形な物語構成と斬新な演出で、恋愛映画の新境地を開いた
③アート的な演出が一部の観客には取っつきにくい可能性
④従来のラブストーリーの常識を覆す、新しい恋愛映画の金字塔。特に、現実の恋愛の機微を捉えた脚本が秀逸