Back to the future2

『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』

基本情報:

  • タイトル:バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(Back to the Future Part II)
  • 公開年:1989年
  • 受賞歴:第62回アカデミー賞 視覚効果賞ノミネート
  • 評価:8/10

あらすじ:
①マーティとドクは2015年の未来へ旅立つが、そこでの出来事が1985年の現在を変えてしまう。歴史を正すため、二人は再び過去への旅に出る。

②ドクはマーティを2015年に連れて行き、マーティの息子が犯罪に巻き込まれるのを防ごうとする。しかし、その過程で老年のビフが未来の情報が詰まったスポーツ年鑑を1955年の若い自分に渡してしまう。その結果、1985年の世界は暗黒の別世界に変わってしまう。マーティとドクは、歴史を正すため1955年に戻り、年鑑を取り戻さなければならない。しかも、その際に前作で描かれた出来事と交差しないよう細心の注意を払う必要があった。

③前作よりもSF色が強く、パラレルワールドやタイムパラドックスなど、より複雑なストーリー展開を見せる。特に1955年のシーンで前作の場面と絡める演出は秀逸。

制作スタッフ:

  • 監督:ロバート・ゼメキス
  • 脚本:ロバート・ゼメキス、ボブ・ゲイル
  • 音楽:アラン・シルヴェストリ
  • 映像:ディーン・カンディ

キャスト:

  • 主演:マイケル・J・フォックス(マーティ)、クリストファー・ロイド(ドク)
  • 助演:トーマス・F・ウィルソン(ビフ)
  • その他:リー・トンプソン、エリザベス・シュー

ジャンル:
SFアドベンチャー、タイムトラベル、アクション

批評:
①欲望による歴史の改変が引き起こす悲劇と、それを正すための責任
②複雑な時間軸を巧みに操る脚本力と、前作との整合性を保った緻密な構成
③2015年の未来描写が現実とかけ離れている部分がある(作品の魅力としても捉えられる)
④続編としては珍しい高い完成度を持つ作品。前作以上に野心的なストーリー展開で、シリーズの深みを増すことに成功している